最近はというものの土日以外はやることもなく家でひたすらゴロゴロするという全く以って時間の無駄遣いを繰り返している日々であります。

暇な時間を少しでも有効に使いたいとバイトを探しをするものの、自分にあったバイトを見つけ、電話をかけるたびに"もう締め切った"だの"ウチは学生さんは使わないの"等といってなかなかバイトというものに巡り合わない。

自分は昔から親によく言われているためか"縁"というものを非常に大事にしている為、ここまでなかなかバイトと巡り合わないということは今はバイトをすべき時じゃないのかと思いさえする。

じゃあそんな暇な平日よりも何かしらやることのある土日は何をやっているかというと早起きをしてはチョビチョビと足が競馬場に向かっている。

今年はどうも博打運に見放されている為に真剣に賭けたりはしない。
やっているのこととといえば枚数こそ多くないけれど"趣味"としての写真を撮っている。

特にメインで撮っているのは馬たちのデビュー戦である"新馬戦"
新馬戦で勝った馬のみが次に進み2位以下は"未勝利戦"というレースを勝つまで続けなければいけない。
どんな名馬であれ必ず通る新馬戦は自分の目には何か魅力的に写る。
すべてが初々しい。
そこが面白い。

それ以外にもチョコチョコ撮っているけど競馬場での撮影というのはスケジュール的に考えていろいろな場所を動かないといけないため、やっていて時間のやりくりなどが身についていい。

マナーの悪いアマチュアカメラマンや禁止されている場所取りのシートを堂々と広げているファンが居ることだけが毎度撮っていて自分のイライラのもとになること以外は気持ちのいい場所だ。

少しでも競馬のことを理解しようと思っていたときにたまたま本屋で見つけたのが
"ジョッキー"という小説だ。

自分は現代小説というものをほとんど読まない。
現代小説は中身がどれも最近の流行に則った言い換えれば読者にこびたような描写が多く、著者の自己満足で書いた作品が多々見られる。
自分はそのような小説の結果に興味が無い。
だから小説はほとんど読まなくなってしまったがこの作品は少し違う。

主人公の中島八弥は中堅のフリーの騎手であるがなかなか仕事が無いため食うや食わずの生活を送っている。
そんな彼に桁外れの力を持つ新馬に乗るチャンスが訪れる。
しかしそこには大きな落とし穴があった。

電車の中で読み始めたところ、この小説に一気に引き込まれた。
八弥を取り囲む登場人物が皆、個性豊かでありこの個性豊かな人物たちを活写して見事な現代小説を完成させた。
特筆すべきはレースシーンで、馬上において騎手がどう乗るかレースの最初から最後まで呼吸が聞こえそうなほどまでにディテールを描写している。

競馬小説といえば宮本輝の"優駿"がその最高峰として燦然と輝いているがジョッキーの人生をここまで活写したという点で、日本でも初めてといっていい本格的競馬小説と呼んでもいいかもしれない。

小説にまた目覚めて見ようかな?
あー、明日からまた平日が始まる。
明日は何しようかなぁ…

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